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だれも教えてくれなかった
保険診療と自由診療の違いとは…(前歯編)
「保険の歯と自費の歯、どう違うの?」よく聞く質問です。
今回はその疑問にお答えしようと思います。
当院では、歯周病が安定期に入った方には、かぶせ物(補綴物)についての
説明を治療時間とは別に時間をお取りして、詳しく行っております。
「初めて聞いたよ。歯にこんなたくさん種類があるなんて」
「だから数年たつとダメになっていたんだね」
「歯周病の原因になっていたなんて知らなかったよ」
…などと、驚きの声を聞くことも少なくありません。
保険診療はみなさんが加入している国民保険や社会保険などを利用して
歯科治療を行うことを指します。
この保険診療は、全国一律治療費が定められており、治療の内容や、
使用する材料にも厳しい規制がなされております。
患者様の負担割合が少ないのは良いことだと思いますが、
残念ながら、現代の日進月歩している歯科医療技術とは大きな差があります。
「保険診療」に対して存在するのが、「自由診療」です。
では「どんなに違うの?」という問いにお答えいたします。
一言でいうとクオリティ(品質)が違います。
前歯の場合ですが、保険でも白い歯はできます。
自由診療で作られた歯は陶器で作られていますので、
美しくそして精巧に作られているのです。
まるで天然の人の歯と同じように・・・・
そしてほとんど劣化しません。
歯ぐきにたいしてもアレルギーになりにくい
やさしい材料を使用しています。
保険診療の前歯はプラスチックを金属に貼り付けたものです。
このプラスチック、保険適用の歯科用プラスチックを使うのですが、
経年変化が激しいのです。
わずか数年で、色が黄色く変わってくるのです。
口臭の原因になったり、歯周病、むし歯が再発しやすいのです。
ご存知でしたか?
では、もっとわかりやすく説明しましょう。
お皿の種類
あなたは食事をされるときにはどんなお皿で食べていますか?
陶器のお皿ですか?
プラスチックのお皿ですか?
それとも紙のお皿?
おそらく陶器と答える方がほとんどだと思います。
ではなぜプラスチックでは食べないのですか?
とてもおいしそうな料理を作りました。
陶器ではなくプラスチックのお皿に盛り付けされて
出てきたらどう思われますか?
味はおいしいかもしれませんが、
食事をするという行為においては満足できますか?
私は満足できません。
やはりおいしい料理こそ、陶器のお皿で食べたいものです。
プラスチックのお皿だと割れませんが、汚れがひどく目立つでしょう?
ナイフやフォークなどを使うとすぐに傷がついてしまいますよね。
プラスチックのお皿は買ったばかりだとキレイかもしれませんが、
毎日使ったとしてどれくらいもつでしょうか。
すぐに傷がつき、薄汚れてきますね。
そして使わなくなります。
紙の皿もありますが、これはキャンプやバーベキューのときなどに
使い捨てができるという点のみが良いところです。
しかし、また洗って大事に使う人はまずいないでしょう。
これを歯に置き換えてみましょう。
陶器のお皿・・・・自由診療の歯(セラミックを使用した歯)
プラスチックのお皿・・・保険診療の歯(硬質レジン前装冠)
紙のお皿・・・仮歯
・・・ということになります。
しかし歯になると、お皿とは違い、もっと過酷な中で使われます。
お口の中はいつも湿潤しており、
唾液が酸性に、かたむいたり、熱の変化もあるし、
ものすごく大きな噛む力が瞬間的にかかってくるという条件です。
ましてや、お皿と違い、今日はコレ使わないでおこう、
なんて日は一日たりともありません。
生きている限り、毎日必ず歯を使うのです。少なくとも一日3回。
したがって、保険の歯(硬質レジン前装冠)の場合、
劣化は避けられないのです。
プラスチックの表面はざらざらになり、そこに磨き残しが付着します。
その磨き残しが、細菌と結合しプラークへと変化し、
口臭の原因になることもあります。
その影響はもちろん歯ぐきにもおよび、どんなに歯磨きしても歯ぐきは腫れ、
そして退縮する場合も多々あります。
そしてその影響をうけた歯ぐきの下には歯の根が露出していきます。
歯の根は象牙質というエナメル質よりも、むし歯になりやすい組織ですので、
気が付かないうちに黒く変色し、むし歯になります。
私はこんな目にあっていただきたくないのです。
歯をかぶせる前にはしっかりと、歯の種類についてよく理解していただいて、
患者様ご自身にどの歯を入れていただくかを決めていただくことが、
もっとも大事なことではないのでしょうか。
私はあなたが笑顔であり続けられるために、
品質の高いものを装着されることを、自信をもってお奨めいたします。
価値あるあなたの笑顔と健康のために・・・
院長 鶴田博文
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