コンサルテーションに対する私の思い
はじめての歯医者さんに行って、
口の中を見せる前に、
「ゆっくりと話しを聞いてもらうことが
できたらなあ」
と思ったことはありませんか?
当院では、専門職によるコンサルテーションを行っています
私は問診をしっかりとることは、歯科治療を始める前には、とても重要だと思っております。
全身の既往歴や現在の症状、疾患についてだけでなく、その方が
いままでどんなことで悩んで、これからどんなことを希望されているのか。
できれば、これまでのあなたの口の中のことや、歯の治療の経験、
歯に対しての思いなども聴かせてほしいのです。
それはどんなことでもかまいません。
たとえば・・・・・・・
もう何年も歯医者に行っていないので不安だ。
極力、痛くないようにしてほしい。
治療の前には必ず説明してほしい。
歯型を取るときに嘔吐しやすいので注意してほしい。
もう虫歯になりたくないので、歯磨きの方法を教えてほしい。
かかる治療費を教えてほしい。
治療期間を教えてほしい。
なるべく削らないでほしい。
なるべく歯を抜かないでほしい。
お口の中、全部きれいに治してほしい。
実は歯の治療がとても怖いので緊張しないようにしてほしい。
歯、口元にコンプレックスがある。
歯が白くならないだろうか。
歯周病で悩んでいる。
口臭で悩んでいる。
歯を見せるのが恥ずかしい。
将来、歯がなくなるのではと不安である。
歯科医院に来たとたん、口に出して言えそうで、言えないことが多いのです。
実際、私もそうです。
希望を口に出したとたん、その先生やスタッフとの関係が
悪くなるのではないだろうか。
そして「わがままな患者」と思われるのではないか。
そんなことが脳裏に思い浮かんでしまうのです。
しかし、診療室ではなく、コンサルテーションルームという個室に環境を変えるだけで、以外に落ち着いて話ができるものなのです。
ここには歯を削る「キーン」という音もなければ、歯科医やスタッフが忙しそうに働いている雰囲気もないし、プライバシーも確保できる。
そう、ここは安心できる空間なのです。
「コンサルテーションルームが必要だ!」
そう思った、いきさつをこれからお話しいたします。
私はどういうわけか、以前からいろんな人から「歯医者は苦手、大嫌い!」
といわれてきました。
実は、そういったことを、いわれるたびに私は「悲しい」気持ちになっていました。(今は、まったく違いますが・・)
私は、より良い歯科治療を行い、少しでも人のお役に立ちたいと思い、
「歯科医師」になったのです。
研修医のときから、寝る間も惜しみ勉強し、そして働きました。
開業してからも、学会に出席したり、有名な先生の講演を聴きにいったり、
研修会やセミナーに数多く参加してきました。
今もよく行っています。
実は、私だけではなく、ほとんどの歯科医の先生が私と同じ道を
歩んできたのです。
その共通する気持ちは、間違いなく
「患者様のために・・・がんばらなければ」というものです。
それなのに患者様から「私は、歯医者は、大嫌いなのです」と、
面とむかって言われるこの辛さは、経験した人でないと、
わからないのではないでしょうか。
こういわれるたびに、がっかりしたものでした。
でもこの言葉、大きな誤解だったことにその後、私は気がついたのです。
「歯医者は苦手、大嫌い!」、こう口にした方々は、どうやら悪気がなさそうなのです。
そこで分析することにしてみました。
つまり、どこが嫌いなのか勇気をもって、思い切って聞いてみたのです。
すると・・・・・
歯医者にかかるといつも緊張する。
質問する雰囲気ではない。
意見を言える雰囲気ではない。
あの治療台に座ったとたんに緊張する。
「痛いときは手を挙げて」といわれるけど、なかなか手を挙げれない。
歯科医院独特の薬のにおいがいや。
歯をけずるキーンという音がいや。
いきなり赤く染め出されたと思ったら、歯磨きをさせられた。
白い歯がいいのに、銀歯を詰められた。
・・・・などの過去の経験が歯医者を悪いイメージにしているのです。
そして、正直な気持ちを教えていただいた方に、私は感謝の
気持ちでいっぱいになりました。
安心したのは、「あなた嫌い!」と言っているのではなかったことです。
よく考えたら「嫌いな人」に治療を受けようとする人は、
まずいないのですから。
そしてその日から、私は真剣に悩み始めました。
どうしたら歯医者に気軽に足を運んでいただけるか。
どうしたらなんでも希望を言っていただけるか。
そして、歯に対する思いや、悩みを相談してくれるのか。
楽しく通院してもらう方法はないものか。
歯を健康に保ちたいという方(これ以上、虫歯になりたくない、
歯周病になりたくない、という方)は、年3~4回の
「定期管理」が必ず必要なのです。
「定期管理」とは、定期的に歯科医院を訪れ、歯科医師や歯科衛生士
などの専門職が、歯石取りや歯面清掃(クリーニング)
フッ素塗布などを行うことを言います。
「定期管理」を行うと、歯を、長期的に守ることができる、ということが、
昨今の研究でわかってきたのです。
ですから、歯科医院には治療が終わったあとも、
楽しみながら来院していただきたいと思っているのです。
決して渋々来る場所にだけは、なってもらいたくないのです。
だから、悩んだのです。
もちろんすぐに答えは出てきませんでした。
なにをどう具体的にしていけば全くの手探りの状態が続きました。
とにかく来院していだいている方には親切に誠意をもって接し、よく説明し、
治療の同意を得てから診療すること。
これらは自分なりにがんばってやってきたのですが、それでも表情の
すぐれない方もまだまだ数多くいらっしゃいました。
聞きたいけれど、聞けない。納得できているのか、できていなのか
わからない。そんな表情なのです。
やはり、治療をする前や後、診療室のチェアー(治療台)の上に座った
状態で、忙しそうに働いている歯科医やスタッフの雰囲気を
感じながら、ゆっくり話しをするというのはなかなか
できないものかもしれません。
どうしても話が一方的になりがちなのです。
そんなある日、私の尊敬する先生(全国的にかなり有名な方)の歯科医院が特集されたDVDを観ていて、「これだ!」とひらめいたのです。
その先生の医院では、完全に個人のプライバシーが保つことができる個室があり、初めて訪れた歯科医院で、治療の前に自分の考えや、治療に対する希望を、直接患者様から聴くシステムが構築されていたのです。
この個室が「コンサルテーションルーム」(相談室)と呼ばれていたのです。
さらに、そこに来院されている患者様の笑顔のよさ、歯科医が楽しそうに仕事をし、そしてスタッフの表情の輝きといったらもう・・・・・・当時の私には信じられない光景だったのです。
ウソやまやかしではない、本当に楽しそうな雰囲気だったのです。
それがヒシヒシとDVDの画面を伝わってくるのです。
来院者、歯科医とスタッフが完全に信頼関係が取れているその姿に、
心の底から感動したのです。
「そうだ!これなんだ!私が目指す歯科医院は!」 と、衝撃を受けました。
その日は興奮してしまい、なかなか眠れませんでした。
そして、その翌日から、すぐに行動に移しました。
設計士さん、建築業者さんに相談し、3ヶ月あまりで、医院の一部を増改築し、
急ピッチで「コンサルテーションルーム」を設置しました。
それが、平成19年8月のことでした。
悩み続け、ここまで来るのに、気がつけば4年半の歳月が流れていました。
現在、当院では初診時には、いきなり診療室で治療を始めることは、
まずありません。
当院に訪れる方は、まずこの「コンサルテーションルーム」で、
あなたとまずゆっくりと、お話しをさせてください。
それはどんなことでも構いません。
私たちはコミュニケーションを治療前にとり、その方のことをよく理解することは、とても大切なことだと思うのです。
そこではあなたの心の内を思う存分語ってください。
最近は「こんなに聞いてもらってすっきりしました!」という声をよく耳にします。
私もコンサルテーションルームを、設置してよかったと思う瞬間です。
きっかけになった、「歯医者は、大嫌いなのです」という言葉。
今では感謝、感謝、大感謝となってしまいました。
私は、「歯」を診るのではなく、「人」を診ることが大切だ、と改めて気がつかされたことが、「コンサルテーションルーム」という形に結びついたのです。
このコンサルテーションルームでは、ぜひ声高に、遠慮なく言ってください!
「じつは私、歯医者は大嫌いなんです」と・・・・
そして、苦手な理由を教えてください。
きっとあなたのお役に立てるのではないでしょうか。
そしてコンサルテーションルーム以外でのもう一つのこだわりをご紹介
突然ですが、「口腔内カメラ」ってご存知ですか。
これです。

当院では、全ての診療台についています。
これで何をするかというと、治療中に大事なところを写して確認するのです。
むし歯は取り残していないか?
歯石はちゃんと取れたか?
きれいに充填することができたか?
充填したところをキレイに研磨することができたか?
などをチェックします。 もうひとつの目的として、患者様に
治療の進行状況を的確にお知らせすることができます。
むし歯の大きさや形、そして神経まで近かった場合、
歯石を取る前、取った後。
治療前、治療後。
まさに百聞は一見に如かず。
いろんな情報提供ができるすぐれた機器です。
もちろんカメラをお口の中に入れるときは、お一人お一人に
ディスポーザブル(使い捨て)のカバーをしてから撮影しますので安心です。
このような使い方をすると精度の高い、確実な治療ができます。
お口の中を拡大していろんな方向から見ることができるので、
私たちはとても助かっています。
もちろん、患者様にも「わかりやすいね。」と大好評です!

雲仙市愛野町への移転に向けての準備をメインにした日記です。埋め立て工事の様子や愛野町の情報なんかもお伝えします。
院長 鶴田博文の著書や熱い思いをお伝えします。
笑顔に溢れたスタッフが皆様をサポートいたします。
歯の治療がどうしても怖い方へ…当院では日常的に笑気吸入鎮静法を取り入れています
笑気を吸入すると恐怖心もどこかに行ってしまいます。
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