鶴田歯科医院

むし歯の治療
 

C1~C4に分類されますが自覚症状が
出始めるのはC2の頃からです。

一度虫歯が進行すると
元に戻ることはありません。

そのため、早期発見・早期治療が大切です。

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虫歯の治療について(成人編)


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虫歯の治療について私、鶴田歯科医院の勤務医の願能智子が説明させていただきます。

歯医者さんの 治療の中でもっともおおきな割合を占めるのが虫歯治療です。

虫歯(専門用語では う蝕といいます)は歯周病と並んで歯科医院を受診するきっかけの一つになる病気です。

「虫歯」という言葉を聞くと「冷たいもの(温かいもの)がしみる」、「夜になると歯がズキズキ痛くなる」などのイメージをお持ちだと思います。

突然襲ってくる虫歯の不快感はどうにも我慢がしづらいものですね。
ここでは 虫歯に関する5つの疑問に対してお答えしていきたいと思います。

① あなたは虫歯になったことがありますか?
② どうして虫歯になるのでしょうか?
③ 虫歯にならないためには何をすればよいのでしょうか?
④ 削らないでいい虫歯があるってご存知ですか?
そして、最後に⑤虫歯治療の方法について記してみました。
ご一読いただけましたらうれしく思います。

また、このページでわかりにくいことや質問などありましたら、
私、山下までどうぞ御遠慮なくお聞きください。



① あなたは虫歯になったことがありますか?

突然ですが、あなたは虫歯になったことがありますか?

実は「虫歯になったことがない」と答えられる方は非常に少ないことが厚生労働省が6年ごとに行う「歯科疾患実態調査」で明らかになっています。

平成17年度歯科疾患実態調査によれば、20歳以上の年代は実に9割以上の方が虫歯になったことがあるという調査結果が出ています
(下の図は厚生労働省HP平成17年歯科疾患実態調査結果より引用)。

002

② どうして虫歯になるのでしょうか?

では、どうして虫歯になるのでしょうか?

よく虫歯でイメージされるのが、虫歯菌だと思います。

虫歯の原因となる酸を作り出すのは確かにストレプトコッカスミュータンス(学名Streptococcus mutans)を主とする虫歯菌ですが、虫歯になるにはほかの原因もあるということが分かっています。

それは次の4つの原因です。

a. 細菌
b. 宿主(しゅくしゅ)
c. 糖質
d. 時間


では、ひとつずつみていきましょう。

a.細菌

やはりお口の中に虫歯菌がいないと虫歯にはなりません。

b.宿主

聞きなれない言葉ですが、これは私たち個人個人の虫歯のなりやすさのことを指します。実は個人個人で唾液の量や質が違い、虫歯のなりやすさに違いがあることが知られています。

唾液はお口の中が虫歯菌による酸で酸性になった時に
お口の中をアルカリ性のほうに引き戻す役割があります。

その力は個人個人で違いがあります。

c.糖質

食事やお菓子などに含まれる糖質(スクロース、マルトースなど)は細菌の
栄養源となり酸を作りだすもとになります。

d.時間

これは糖質がお口の中にある時間を指します。
糖質が供給されると虫歯菌が酸を作り出してお口の中を酸性にして
歯を溶かしてしまいます。

糖質をとる回数糖質がお口の中にある時間が長いと
お口の中が酸性になっている時間が長くなり、結果的に歯が溶けてしまいます

この関係を図にしたのが下の図になります。

003

つまり、糖質を摂取すると虫歯菌が酸を産生し歯が溶かされます。
しかし、唾液の作用でpHは中性に戻っていきます。

この中性に戻る時間がかかればかかるほど歯は多く溶けていってしまいます。

①のグラフの下の面積が大きいほど歯はとけていく
ことになります。
この働きを1日単位で簡単にまとめたのが次の図です。

004

③ 虫歯にならないためには何をすればよいのでしょうか?

これまで、虫歯は非常に多くの人が患っている疾患であることと虫歯の原因について書いてきましたが、それではどうしたら虫歯にならないのでしょうか?

それは先ほど挙げた虫歯の4つの原因に対して対策を講じていけばよいのです! また原因別にひとつずつ対策を挙げていきたいと思います。

a.細菌

→実は虫歯菌は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在していません。虫歯菌は親から子供へと唾液を介して感染することが知られています。

ですから、小さいうちはできる限り虫歯菌の感染を遅らせることが
虫歯予防に有効であることが知られています。

しかし、一旦感染した虫歯菌は残念ながら一生お口の中に棲みつきます。
虫歯菌を0にすることは非常に困難です。

ですが、歯磨きを適切に行うことでその量を減らすことは可能ですので
適切な歯磨きを行うことが虫歯予防につながります。

b.宿主

→歯は個人個人で酸に対する溶けやすさが違うことが知られています。
これは、人によって歯の石灰化度が異なるからです。

石灰化度とは簡単に表すと歯の強さで石灰化度が高いと
溶けにくいということになります。

歯を溶けにくくするにはフッ素を有効に使用していくことが重要である
ことが知られています。

フッ素は歯の表面に働きかけて表面の構造を酸に対して
溶けにくくするように改造してくれます。
最近はフッ素入りの歯磨き粉がほとんどですので活用していきましょう。

先ほど唾液はお口の中のpHを中性に戻す役割があることを書きましたが、
唾液は寝るときには起きている時の半分以下しか分泌されませんので、
寝る前に飲食をするのは控えましょう

他にも歯並びも虫歯のなりやすさに影響してきます。
歯並びが悪いと汚れがたまりやすくなり虫歯菌の繁殖を招いてしまいます。

矯正治療によって歯並びを改善する
ことも虫歯予防には有効です。

c.糖質

→甘いものが虫歯の原因になることは皆さんよくご存じだと思います。
しかし甘いものを我慢するのはつらいという方も多いのが事実です。

そんなときは砂糖ではなくキシリトールなどの代用甘味料を
使ったものに替える
のがお勧めです。

キシリトールを代表とする代用甘味料は虫歯菌に取り込まれず
酸を産生させにくいので虫歯予防に有効です。

d.時間

→先ほど糖質が口の中に入っている時間が短いほどお口の中が
酸性にならずに歯が溶けにくいことを書きました。

ここで重要なのが糖質が入っているものすべてが
お口の中を酸性にするということです。

つまり、ジュースやスポーツ飲料など糖質が入っているものを口にしたときから
お口の中は酸性になってしまいます。

それを中性に戻すのにはある程度時間がかかりますからその間に歯は溶けていってしまいます。

また、キャンディーなどずっとお口の中に含むものは
その間じゅうお口の中が酸性になってしまいます。

つまり、糖質を口にする回数をできるだけ減らすこと
あまりにも長時間の食事をやめることが虫歯予防に有効です。

④ 削らないでいい虫歯があるってご存知ですか?

これまで虫歯について色々書いてきましたが、皆さんは削らないでいい虫歯があるってご存知ですか?

その虫歯は専門用語ではCO(しーおー)、初期虫歯または
要観察歯と呼んでいます。

COは歯の表面が白くなってその下がわずかにとけている状態の
虫歯のことをいいます。

実は歯は表面からではなくて表面のすぐ下から溶け出すことが分かっています。
このような状態の虫歯は適切なブラッシングとフッ素を使うことによって
元に戻す(再石灰化)ことが可能
です。

ただ漫然と歯磨きを行うだけでは虫歯になってしまうことも多いので、
ぜひ歯科医院に来ていただき適切な処置や生活習慣のチェックを
うけていただいて健康な歯を取り戻していただきたいと思います。

⑤虫歯治療の方法 (成人)

次は残念ながら虫歯になってしまった歯の治療について
ご説明していきたいと思います。

まず虫歯は進行状態から4つに区分され、それぞれ治療法が異なります。

C1(エナメル質う蝕)

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虫歯菌によって、歯の表面のエナメル質という部分まで進行した状態の虫歯です。 (症状)痛みなどはありません。

歯の変色やザラつきがあります。
(治療)この時期の虫歯は削ってレジンという白い樹脂で詰めます(レジン充填)。 (治療期間)治療は概ね1回で終わります。

C2(象牙質う蝕)

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虫歯菌によってエナメル質の下の象牙質という部分まで
進行した状態の虫歯です。

(症状)冷たいものがしみる、かむと違和感がある、ときどき鋭い痛みがあるなどの症状があります。

(治療)虫歯の大きさによって治療法が異なります。
神経は保存できることが多いのですが、虫歯の大きさによっては
保存できないこともあります。
虫歯が比較的小さい場合はレジン充填を行います。
虫歯が大きい場合は金属(12%パラジウムまたはゴールド)または
ハイブリッドセラミックによる詰め物を行います(インレー)

さらに虫歯が大きい場合またはレジン、インレーでは治療が難しい部位の場合は
クラウン(冠)をかぶせる治療を行う場合もあります。

(治療期間)レジン充填は1回
インレー・クラウンは2回の通院が必要です。

C3(歯の神経にまで達したう蝕)

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虫歯菌によって歯の神経のある歯髄にまで虫歯が進行している状態です。

(症状)多くの場合何もしなくてもズキズキとした強い痛みがあります。
歯医者さんへ行こうと決心される方が多いのが虫歯がこの状態まで
進行したときです。

(治療)神経まで虫歯菌が侵入しているので、最初に神経をとる治療(抜髄)
必要となります。

そのあとに歯の根っこ(歯根)にいる虫歯菌の消毒と掃除を行います(根管治療)

歯根がきれいになったあとで冠をかぶせる土台の形づくりと型取りを行います(支台築造)

最後に土台をつけて冠をかぶせられるように形づくりと型取りを行って冠をかぶせます(クラウン)

(治療期間)大体1歯当たり1~2ヶ月近く治療期間がかかります。
また歯の根っこの状態が悪い場合にはさらに治療期間がかかることもあります。

C4(歯が崩壊し根っこだけの状態となったう蝕)

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虫歯菌によって歯が溶かされ根っこだけの状態となった虫歯です。
(症状)すでに歯髄が死んでいる場合には痛みを感じません

しかし、虫歯菌により歯根の先が感染を起こし膿がたまり、痛みを伴うこともあります(根尖性歯周炎)

(治療)多くの場合、歯の保存は困難です。抜歯になることが多いです。
歯が保存可能な場合は根っこの消毒・掃除を行います(感染根管治療)

根管治療がうまくいけば土台をかぶせて冠をかぶせます。 (支台築造・クラウン)

(治療期間)感染根管治療の場合は歯根から膿が出なくなるなど症状の
改善がみられるまでは個人差が大きく一概にどれくらい治療期間が
かかるかはその歯の状態次第です。

生活歯と失活歯について

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生活歯とは、神経が生きている歯の事を指します
失活歯とは、神経を取っている歯・神経が死んでしまっている歯の事を指します。

では、この2つの違いとは何でしょうか?

まずは、歯=『木』と例えてみます。
健康な木は地面から栄養分を吸って青々とした綺麗な木で丈夫で折れにくいです。これが生活歯です。

逆に、枯れている木は養分を吸えず弱っていて、少し力を加えたり、雨風で折れてしまいます。これが失活歯です。

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生活歯は、顎に走っている大きな管(下顎管)から毎日栄養を吸収し、歯の隅々にまで栄養を行き渡らせています。

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下顎管から神経が伸びていて、栄養供給が行われているので丈夫です。

しかし、失活歯は神経の治療を行うことにより神経が断裂し栄養を吸収することができなくなりますので、その歯自体が脆くなってしまうのです。

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神経が断裂しており栄養を吸収することができません。
引用:医学情報社「むし歯を解明する」より


歯ぎしりやくいしばり、お食事などで歯には毎日かなりの力がかかっています。
生活歯は丈夫なので力に耐えることができても失活歯だとこの力に耐えられず、いずれパキっと歯が割れてしまいます。(このことを歯根破折と言います)
失活歯になってしまうとその歯の寿命は極端に短くなってしまいます。

破折してしまうと再度冠をかぶせることは出来ず、割れた隙間から細菌が入り込み炎症を起こし腫れて痛むこともあり、歯を抜かざるをえなくなります。

歯を抜くと、欠損した部位を補うためにブリッジ・入れ歯・インプラントなどが必要になってきます。

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しかし、ブリッジは両隣の歯を削る必要がある為、健康な生活歯を削る可能性があり、失活歯の場合でも脆い歯に負担をかけるため、さらに支えている歯が折れやすくなります。
入れ歯は毎食後の取り外しが必要で入れ歯とのすき間に物が挟まり不快な思いをする方が多いです。入れ歯は健康な歯に比べて約20~30%の力しか発揮できません。
最近はインプラントの性能も向上し患者様にも喜ばれていますが、やはり自分の歯に勝るものはありません。

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歯を失った場合(義歯治療)

残念ながら歯を失ってしまった場合、治療法は
①ブリッジ②入れ歯③インプラントの3つが挙げられます。
入れ歯は比較的簡単に治療できる義歯も、利点・欠点があり、作成後に『義歯ってこんな感じなの!?』と困られる方も多いです。

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当医院では、一人一人の患者様に豊富な種類の義歯のご提案を行い、
快適な精密義歯を作成することが可能です。
今回は義歯の種類や利点・欠点を説明していきます。

義歯の作製過程

①型取り
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既製のトレーでお口の型を取ります。

②個人トレーでの型取り
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既製トレーでできた模型から 患者様専用の型取り器を作り、 再度精密な型取りを行います。
※自費デンチャー・難症例の方のみ。

③噛み合わせの高さを確認
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鑞でできた物を、お口の中に入れて適正な高さに設定していきます。

④仮合わせ
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鑞の上に歯を並べてみて、 噛み合わせを確認します。

⑤完成
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完成です。

義歯の部分名称
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入れ歯の種類
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①レジン床義歯(保険適応)
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利点
・保険適応のため、比較的安価
・プラスチックなので修理が簡単

欠点
・強度を保つため、厚みがあり大きい設計になる。
・食事と時に味や温度を感じにくい。
・強い力が加わるとたわみやすく、割れやすい。
・汚れがつきやすく、ニオイがしやすい。
・入れ歯のバネが目立ちやすい。
・保証期間は6か月のみ(保険制度で定められている)。

※作製すると型取りから6ヵ月は新しい義歯を作り替えることができません。

②金属床義歯(保険適応外)
使用する金属によりコバルトチタンの2種類がある
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利点
・金属の為、厚みが薄く、丈夫で割れにくい。
・生体に安全な金属を使用しており、特にチタン床は金属アレルギーがほとんど起こらない。
・食事をするときに、味や温度を感じやすい。
・薄いのでしゃべりやすい。
・金属なので汚れが付着しにくく衛生的。
・設計によっては嘔吐反射しにくい設計に可能。
・外から見えにくいバネの設計が可能。
・精密な型取りをするため、ピッタリ合いやすい。

欠点
・保険適用外である。
・精密に作成する為、レジン床義歯よりも作成に回数・時間がかかる。

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④アルティメットデンチャー(保険適応外)
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利点
・金属のバネがないため、見た目がきれい
・薄く仕上がり、金属の使用量が少ないので軽い
・鉤歯に合わせて作るのでその周りに食べ物などが詰まりにくい。

欠点
・保険適応外である
・総入れ歯は適応外である
・院内での修理ができない。(外注となる)

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⑤ハッピーデンチャー
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利点
・精密な型取りをするため、ピッタリ合いやすい。
・金属床義歯より軽い
・細かな溝でしっかり吸着させるので落ちにくい
・メタルフリーの為金属アレルギーの方も安心して使用できる
・薄く付け心地が良い
・透明の床なのでお口を大きく開けても目立たない

欠点
・保険適応外である
・破損した場合、修理をすることができない

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義歯が合いにくい口の中の特徴

グラグラした歯がある
030

バネ(クラスプ)をかける歯が揺れていると義歯を固定することができず、安定しません
また、バネをかけるたびに痛いが生じます。
義歯を作る際に保存が可能であれば歯周病の治療、難しい場合は抜歯を検討します。

歯が傾いている
030

歯が傾いているとスムーズにバネをかけることができません。この場合、傾いている歯を削ってスペースを作ります。

あご骨(顎堤)が少ない
030

歯周病や、義歯の負担によってあご骨(顎堤)が吸収されると、義歯が安定しずらく、装着後に擦れて痛みが生じる事があります。

骨隆起がある
030

骨隆起があると義歯の設計も難しく、完成しても骨隆起に義歯が擦れ痛みが生じることがあります。
骨隆起がある方は義歯作製の前に外科処置で除去する事をお勧めします。

口蓋隆起がある
030

総入れ歯になった場合口蓋隆起があることによって吸着が悪くなったり、義歯が擦れて痛みが生じることがあります。
口蓋隆起が大きく邪魔になる場合には外科処置で除去する事をお勧めします。

バネがかかる歯(鉤歯)の神経が取ってある
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神経と取って被せ物をしている歯は、強度が落ちてしまいます。そこにバネをかけると負担過重になり歯の根が破折して抜歯になってしまう可能性があります。

義歯の清掃方法

①毎食後、義歯を外して流水下で洗いましょう
②義歯専用のブラシで磨きましょう
③汚れた義歯はヌルヌルしているので落とさないように、しっかり持って洗いましょう
お湯は変形の原因になります。使用しないでください
⑤義歯には歯みがき粉は使用しないで下さい
⑥バネの部分など細かい所まで磨いてください
⑦汚れが気になる場合は洗浄液に浸けてみてください
⑧夜は歯ぐきを休ませるため、義歯を外して寝ましょう
⑨外した義歯は乾燥しないように水を張った容器に入れましょう
⑩痛い部分が無くても噛み合わせの具合など定期的に歯科医院で診てもらいましょう
037

最後に・・・・

ここまでご覧になって頂きありがとうございます。

虫歯治療について説明して参りましたが、改めて強調しておきたいのが
歯は痛みが出たらかなりの割合で虫歯は大きく進行しており、
神経を取らざるをえないことが多い
ということです。

神経を取ってしまうと歯の寿命は20年程度短くなってしまうことが知られています。

私たちは出来るだけ神経をとることなく、
あなたの歯を長持ちさせたいと考えています。

そのためには痛みなどの症状が出る前の段階で虫歯の
早期発見・早期治療が必要になってきます。

歯を健康に保つためにも、定期的な来院をお勧めいたします。

歯ぐきの治療
 

②歯周病

歯周病は歯ぐきが腫れる歯肉炎と、歯を支えている組織や
骨までが破壊される歯周炎があります。

当院では様々な検査を行い病状に応じた治療を行っております。

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歯周病について





みなさんこんにちは! 歯科衛生士の井手です。 今から歯周病と治療について 説明させていただきます!!

歯周病とは

歯と歯茎のあいだに入り込んだ歯周病菌が炎症をおこしたことによってはじまります。
段階としては、炎症が歯ぐきだけに見られるものを歯肉炎と呼び、さらに進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収され歯周炎になります。

また、成人(30~64歳)の約8割の方は歯周病に罹患しているというデータもあります。

歯周病の症状



歯と歯茎のあいだに入り込んだ歯周病菌が炎症をおこしたことによってはじまります。
段階としては、炎症が歯ぐきだけに見られるものを歯肉炎と呼び、さらに進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収され歯周炎になります。

歯周病の症状には
・ブラッシング時の出血
・生理的歯肉退縮
・知覚過敏
・歯ぐきから膿が出る(排膿)
・口臭がする
・歯が前より延びてきた
・歯がグラつく(動揺)
など様々な症状があります。

しかし、歯周病とは初期段階では自覚症状がほとんどなく、重症化してから来院される方も多い怖い病気です。グラつきが大きい場合には残念ながら歯を抜かなければならない事もあります。
また、成人(30~64歳)の約8割の方は歯周病に罹患しているというデータもあります。

歯周病の原因



健康な歯は通常約2ミリほどの溝(歯肉溝:歯周ポケット)があり、歯は歯槽骨というアゴ骨に支えられています。

お口になかにはおよそ400種類もの細菌が棲みついています。
そして、歯垢(プラーク)1ミリグラムの中には約30億個の細菌が存在すると言われています。

歯磨きが難しい歯と歯茎の間にプラークがたまるとそこについた細菌が様々な毒素を出し歯茎が腫れ、歯槽骨が破壊されます。
歯周病が進行してしまうと治療に時間がかかり、失われた歯槽骨は回復傾向に転じますが、元通り回復することはありません。



歯周病は歯だけの病気ではない

炎症が続くと歯周病菌や毒素が血流にのって身体中をめぐり、様々な全身疾患を引き起こす働きをするのです。


・糖尿病
・脳梗塞
・狭心症
・心筋梗塞
・誤嚥性肺炎
・早産、低体重児出産etc…

特に糖尿病の人が歯周病にかかる人数が約3倍多いと言われています。

歯周病を悪化させる原因

歯周病を悪化させるのは前で話したプラークだけが原因ではありません。



・歯並びが悪い
・全身疾患を持っている
・喫煙
・歯ぎしり
・薬の副作用
・偏食
・ホルモンバランスの乱れ
なども関与します。

歯科医院での歯周病検査の流れ

①お口の中のカラー写真を撮ります。
この写真を撮ることによって数値では表せない歯茎の色などを正確に記録することができます。患者様に現状の説明、そして術前術後の比較をすることが可能になります。
撮影させていただいたお写真は外部へ漏出することは一切ございませんのでご安心ください。


②歯ぐきの検査を検査します。
1)歯周ポケット測定
2)歯の動揺度確認
3)プラーク付着部位確認
4)炎症部位の確

歯周ポケット測定
プローブという器具を使い、歯と歯茎の境目の深さを測ります。 歯を支えている組織の状態を調べます。


歯の動揺度確認

歯の揺れを確認します。4つに分類されます。(Millerの分類)


0:生理的動揺。特に問題ありません。
1度:軽度、0.2~1㎜揺れる
2度:中等度、1~2㎜揺れる
3度:重度、2㎜以上また歯が垂直的に揺れる
炎症部位の確認

検査時の出血や排膿の有無で判断します。

③噛み合わせの確認
強い噛み合わせや歯ぎしりなどの過度の負担がかかることによって歯周病を進行させる原因となります。
噛み合わせの調整、被せ物のやりかえ、歯ぎしりの治療が必要になります。

④プラークリテンションファクターの確認


プラークが蓄積しやすい口の中ではないか、どこか歯磨きがしにくくなっている場所がないかなどを判断します。
(例えば歯石・被せ物の不適合・歯並びの異常・ 食片圧入・口呼吸など)

歯周病治療の流れ

①ブラッシング指導
まずは歯周病の主な原因となるプラークをコントロールすることが基礎となってきます。歯磨きが不十分であればどれだけ複雑な歯周病の治療を行っても十分な成果を得ることはできません。
患者様に合わせた歯磨きの仕方や補助器具(デンタルフロスや歯間ブラシなど)を指導していきます。



②スケーリング(歯石取り)
スケーリングとは、歯の表面に沈着した白色歯石(歯肉縁上歯石)を『スケーラー』という器具で除去していきます。スケーラーにも手用スケーラーと超音波スケーラーがあります。患者様からよく「歯石取りは痛い」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、当医院で痛みのなく快適な歯石取りを心掛けています。



③歯ぐきの状態の再評価1
再度歯ぐきの検査を行い、初診時から現在までの状態を比較します。 この検査に応じて次の歯周病治療を検討していきます。

⓸SRP(スケーリングルートプレーニング)
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなります。そうするとその深くなった歯周ポケットの中にも歯石が沈着します(歯肉縁下歯石)。この歯石を除去していきます。
縁下歯石は非常に固くこびりついており、歯周ポケット内なので目で見ることができません。熟練した技術で一本一本丁寧に除去していきます。


⑤歯ぐきの状態の再評価2
また再度歯ぐきの検査を行いSRP後の状態を確認します。歯石が深い所まで入り込んでおり除去が難しい場合には次の歯周病治療へ移行します。

⑥歯周外科(FOP)
FOP(歯肉剥離掻爬絨)でSRPでは届かなかった歯石を歯ぐきを切開し見える状態にし除去していきます。
切開と聞くとびっくりする方もいらっしゃいますが、そのままにしてしまうと歯周病菌が歯周ポケットの中に存在していますので再発のおそれがあります。
もちろん麻酔をして行いますので術中痛みを感じることはありません。
術後は縫合し、一週間後に抜糸を行います。

⑦歯ぐきの状態の再評価3
再度FOP後の歯茎の状態を確認します。
その後は患者様に合わせた定期検診の目安や方法などについてお話しさせていただきます。

歯周病予防のために

そのためには
①きちんとしたブラッシング
②生活習慣の見直し
③歯科医院での定期的なメンテナンスを行いましょう。
一度歯周病の治療をしたとしてもその状態を維持していかないと、また同じトラブルを起こしてしまいます。

歯みがきの仕方など、自分でどのようにしたらいいか分からないことがあります。
よく患者様で「歯磨きは念入りにしているのよ」と言われる方がいらっしゃいますが、よく見てみると磨き残しの部位などが見られます。なかなか自分の歯みがきが正しいのかどうか分からないですよね?
なので歯科医院に来院して自分に合うホームケアの方法や間食指導などを受けましょう。

そして歯石というのはいったん溜まると硬くこびりつき、歯磨きでは落とすことはできません。まして、いったん歯周病になり歯周ポケットが深くなっている場合ご自分で取り除くことは不可能です。
歯科医院で行うメンテナンスは、プラークや歯石を徹底的に除去し、お口の中に潜んでいる細菌を減らすことができます。

噛み合わせも日々変化しています。一部に負担がかかり過ぎてしまうと痛みや歯周病進行の原因になってしまいます。
噛み合わせの調整も歯周病予防の為に重要な事です。
このようにリスクを管理することで、いいお口の状態を維持することができます。





しかし、歯周病の治療といっても患者様お一人お一人に合わせた方法がありますので、『自分は歯周病大丈夫なのだろうか?』と疑問に思われる方はお気軽にご相談ください!

小児歯科
 

当院では初めて歯科を受診されるお子様や小さなお子様は、無理矢理治療するのではなく、本を読んだり、器具を触ってもらったりと「なれさせ治療」から始めます。

また、恐怖心の強いお子様には「笑気吸入鎮静法」を導入しております。

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小児歯科

虫歯になる前に歯科医院を受診して下さい。

歯医者さんの仕事は『虫歯を治すこと』ですが、私たちの大切な子供たちに痛い思い、怖い思いをさせたくありません。

フッ素・シーランと・歯のクリーニング・歯磨き指導・歯石除去で、『虫歯にならない丈夫な歯を作ること』これこそが、私たち鶴田歯科医院スタッフ全員の使命です。

子供たちが虫歯のない真っ白な歯を嬉しそうに見せてくれるとき。それが鶴田歯科医院で働いている私たちが一番『幸せ!』と思うときです。



保護者の方へ~治療の前にお読みください

歯医者にお子様を連れて行くきっかけはなんですか?
虫歯ができていなくても保護者の方が自ら連れて行っていますか?
それとも、学校から治療の勧告書が来てからですか?

「しまった…子供に虫歯をつくらせてしまった…
あんなに気を配っていたのに…」
「どうして虫歯になってしまったのだろう?」
「この子が歯磨きしないでお菓子ばかり食べているからよ!」

後悔先に立たず!
たくさんの虫歯、大きな虫歯を作ってしまうと、
治療を受けるお子様にとっては物凄く大変で心身ともに
負担がかかると思います。

やはり、虫歯ができる前、もしくは虫歯が小さいうちに
治療を受けていただくことがお子様にとって最善の行為だと言えます。

将来、お子様の口の中が銀歯だらけ、
若くして入れ歯になってしまうことも…

今後のお子様の歯の運命は、保護者である皆様の行動や考え方によって
決定されると言っても過言ではありません。

今からでも大事なお子様のために、正しいことを知り、
過ちを繰り返さないことが大事です。

それでは、お子様にたくさんの虫歯を作らせてしまい、
ようやく歯科医院に連れていくことにした、あなた…

「乳歯はどうせ抜けてしまうし…生え変わるから大丈夫!」
と思っていませんか?
その考え、とても危険です!
これから正しい知識をいっしょに身に付けましょう。

乳歯の特徴

乳歯は永久歯と比べて、歯質がやわらかいので、むし歯になりやすく、
進行も早いのが特徴の1つです。



・エナメル質(歯の1番表面の構造)が永久歯の半分しかないのでむし歯が進行しやすい

・乳歯は再石灰化する力が弱い

以上のような特徴により、乳歯は永久歯よりむし歯になりやすいのです。
では、なぜ乳歯のむし歯をそのままにしておくとよくないのでしょうか?
実は乳歯のむし歯は後から生えてくる永久歯に悪影響を与えてしまうのです!!



・永久歯の質や形が悪くなる
・永久歯の歯並びが悪くなる
・発音の障害



むし歯が大きくなると、治療に麻酔が必要だったり、期間がかかることがあります。

むし歯かな?と思ったら放置せず、早めに受診しましょう。

歯医者さんを嫌いになってほしくありません。

当院では、お子様を治療台にしばりつけて治療を行いません。
しばりつけて治療をすると、それがトラウマになり、
ますます歯医者さんを嫌いになってしまいます。



そうなってほしくないので、当院ではお子様のペースに合わせて、治療に慣れるところから始めています。

「早く治療してほしい」と思われる保護者の方もいらっしゃいますが、子供一人一人違いますので、お子様に合わせて治療をすすめてまいります。

痛みが出にくい治療を心がけています。

麻酔が苦手!という方も多くいらっしゃいます。
当院の麻酔は、まずゼリー状のバナナ味の表面麻酔を歯ぐきに塗ります。

表面麻酔で歯ぐきの一部分をしびれさせてから、注射の麻酔を行います。
注射も電動の麻酔器で、日本で最も細い「33G」の針を使用し、麻酔液も体温と同じ37℃に温めて、痛みが出にくいように調整しております。

治療がこわいというお子様には

何度も練習しても怖いというお子様には、
笑気吸入鎮静法を行っております。

早急に治療が必要だけど、それでもこわいというお子様には、
長崎大学病院の小児歯科をご紹介しております。

大学病院には小児歯科を専門として治療されている先生方がいらっしゃいますので、安心して治療を受けていただけます。

むし歯予防

むし歯はなぜできるの?



歯についたプラークの中のむし歯菌が糖分(砂糖など)を食べると酸を作り出します。そしてその作られた酸が歯を溶かしてむし歯を作ります。

むし歯の予防方法

むし歯ができるには4つの要因があります。

①バイキン(細菌)


むし歯菌が歯についたままにならないように、しっかり歯磨きをしましょう。 歯磨きが自分でできるようになるまでは、保護者の方が必ず仕上げ磨きをしてあげて下さい。

目安は永久歯が全部生えそろうくらいまでです。
歯と歯の間の歯ブラシでは毛先が届かない部分には、フロス(糸ようじ)等を補助的に使いましょう。
②歯(宿主)
歯の強さ、唾液の性質、歯並び等によってむし歯のリスクが異なります。 歯の質を強くするために、フッ化物を適切に使いましょう。





フッ化物を組み合わせて長期にわたって使用するとむし歯予防に非常に効果があります。
※フッ化物の応用  


<フッ素入りの歯磨き剤> (毎日)
<  フッ素洗口  >  (毎日)
<  フッ素塗布  >  (3ヶ月に1度)

歯並びもむし歯に影響します。
歯が重なっていると歯磨きがうまくできず磨き残しが多くなりやすく
むし歯だけでなく、歯肉炎も起こしやすくなります。

それ以外にも歯並びによってはうまくかむことができず、
唾液の分泌量も少なくなることもあります。

③砂糖


甘い砂糖が入っているお菓子や食べ物は、むし歯菌も大好きです。

むし歯菌が砂糖を食べて、酸を作りお子様の大事な歯を溶かしてむし歯を作ってしまいます。

※キシリトールは虫歯のもとになる酸を発生しません。長期使用すると、むし歯菌の繁殖が弱まり、砂糖からも酸を作りにくくなります。
④時間

むし歯になるにはある程度の時間がかかります。
食事をするとお口の中のpHが酸性に傾きます。
しかし唾液の緩衝能と呼ばれる作用によりゆっくり時間をかけて
もとのpHに戻って来ます。

もしおやつの時間が決まっていなくてダラダラ甘いものを食べたり、ジュースを飲んだりしていると、唾液の緩衝能が作用できずお口の中が常に酸性のままで、歯が溶け始めてきます。

1日三回の食事の後は歯磨きをする習慣をつけましょう。
またおやつの時間は決めて、ダラダラ食べないように注意しましょう。

なかなか歯磨きをしてくれないお子様にはかかりつけの歯医者が必要です。
当院では歯を削ることではなく、歯を守ることを目的として診療を行っています。

大切なお子様の歯を1本でもむし歯から守り健康に食事ができるように、
一生歯で困らない人生を歩んでいただけるように、
協力していきたいと考えております。



不安な事やわからない事があれば、どんなことでもご相談ください。スタッフ一同親身になってお答えしたいと思います。

当院では、お子様の歯の状態をいつでも開いて確認できる"歯医者さんのれんらく帳"をお渡ししております。

院内カルテではなく、保護者の方への記録として詳しく書いたものです。
治療が必要な歯には色を塗り、治療終了後は日付を記入します。
保護者へお伝えしたいことを記入し、わかりやすくします。






歯科口腔外科
 

横に向いて生えていたり、虫歯が進行している親知らずの抜歯、口が大きく開けられない、顎がよくはずれそうになる。

耳の辺りが何となく重い感じがする、などといった顎関節症の治療も当院では行っています。
腫瘍の診断、外傷等に対応しています。

審美治療
 

当院では生体親和性に優れた材質を使用する審美的な治療も行っております。

レーザー治療
 

歯を抜いた後や根を治療する際に細胞の活性化のために、レーザー治療を行っております。

ホワイトニング
 

天然の歯を特殊な薬剤を使いゆっくりやさしく、そして持続的に白くしていきます。

インプラント治療
 

インプラントとは「人工歯根」のことを言います。歯の抜けた部分の顎の骨に植え込んで、その上に人工の歯を付けます。入れ歯になりたくない方や、ブリッジを作るための隣りの歯をけずりたくない方におすすめいたします。

笑気吸入鎮静法
 

「痛いのは誰でも嫌ですね。」私達も痛そうな患者様の顔を見るのは辛いのです。
そこで、当院では笑気吸入鎮静法を導入しています。これにより、痛み・不安・恐怖感が和らぎ、リラックスした状態で治療を受けることができます。(保険適用)
歯の治療が怖い方におすすめです。

詳しく見る

笑気麻酔鎮静法

歯科医院での治療、あまり嬉しいことではないですよね。
特に麻酔注射やドリルで歯を削る音と、あの振動

でもそんな歯科医療に伴う
「恐い」「不快」を解決してくれる方法があるのです。



笑気麻酔で快適な歯科治療を受けられます。

あなたは、歯医者さんに行くのは好きですか?

私は、幼少のころから歯医者さんに行くことは、とてもとても怖かったのです。

いまでも健康診断の採血の注射ひとつ怖いのです。
どうしてか分からないけど、怖いものはやっぱり怖いのです。

そこで笑気吸入鎮静法という痛みを和らげる方法があります。

これは笑気という窒素と酸素の混合した気体を鼻からマスクで吸入することで、鎮静状態になり快適に歯科治療を受けることができるというものです。

実際に吸入してみると、
お酒を飲んだときのような、とてもいい気持ちのいい状態

になります。

なんだか、うたた寝しているみたいです。

全ての音が遠くに聞こえ、恐怖心が、どこか遠いかなたへ飛んでいきます。

そして健忘効果もあるので、時間がとても短く感じます
実際に使用した患者様に「どれくらいの時間でした?」ときくと
30分の治療時間が10分程度に感じるようです。

現在当院ではどの診療台でも笑気を併用しての
歯科治療が行える体制を整えております


笑気吸入鎮静法は薬物を用いるわけではありませんので
比較的安全に使用できますので、有病者の方や、歯科治療において
極度にストレスがかかる方には安心してお使いできます。

もちろん笑気使用後は意識がしっかり戻りますので
一人で帰宅することができます。

注意点としては、笑気吸入鎮静法は妊娠中の方、喘息をお持ちの方、
意志の疎通が困難な方は使用ができません。

歯科治療が怖い方は歯科医師やスタッフにお気軽に相談してみてください。

医者さんが苦手なヨウ君も笑気麻酔でゴキゲンでした



わかりやすい説明用ポスターが待合室に掲示しておりますが、
笑気吸入鎮静法のことを詳しく、お知りになりたい方はお気軽に歯科医師、
スタッフ、受付職員にお尋ねください。

鶴田歯科医院は怖くない、快適な歯科治療をめざします。

笑気麻酔の料金はこちら(税別)

10分
290円
15分
340円
20分
380円
25分
430円
30分
470円

鶴田歯科医院